お客様本位の業務運営をより一層推進するための方針

方針1   方針の策定と公表について

   いちよし証券株式会社(以下「当社」といいます。)は、お客様本位の業務運営をより一層推進するための方針を公表し、定期的に見直しを行うことで、より良い業務運営を実現して参ります。

   当社は、創業以来「お客様第一」を理念として業務を行って参りました。1990年代後半の「日本版金融ビッグバン」を契機に、「貯蓄から投資へ」の推進に向け、お客様の資産を安全・着実にじっくりと増やすために、お役に立てる証券会社を目指し、資産管理型アドバイスへの転換を図りました。
   その一環として、お客様にとって安心してお取引いただける証券会社であるために、当社が過去に取り扱った商品等の経験から、「複雑でお客様に説明することが困難であり、お客様も理解できないような商品」や「あきらかに中長期の資産形成にはそぐわないような商品」等のお客様のためにならない商品を取り扱わないなど7つの原則を「いちよし基準」として定め実践して参りました。
   2009年からは、この「いちよし基準」を『「売れる商品でも、売らない信念。」私たちは、お断りする事があります。』というお客様本位のポリシーとして明確に宣言し、当社ホームページや各支店の店頭に掲示することで、お客様に公表、実行しています。

   当社は、最終受益者となる個人のお客様に対し、証券会社として単に売れ筋の商品をお勧めするのではなく、まず、お客様のためにならない商品は除いた上で、本当にお客様のためになるものを厳選し、その中からお客様のニーズに合った商品をお勧めすることが、お客様本位の業務運営であると考えます。これからも、お客様に安心して末永く、何世代にもわたってお付き合いいただける会社を目指して取り組みます。

*「売れる商品でも、売らない信念。」については、こちらをご覧下さい。売れる商品でも、売らない信念










方針2   「お客様の最善の利益」を図るべく、誠実・公正に業務を行います

   当社は、お客様に良質な商品やサービスをご提供し、お客様の最善の利益を図るため誠実・公正に業務を行います。また、お客様に多様化・専門化した商品をわかりやすくご説明し、お客様のニーズに沿った金融商品やサービスを提供することが、金融サービス業としての役割であるということを、当社の企業文化として定着するように努めています。

「いちよし基準」

「個人のお客様にお勧めしない商品」「お客様のご要望であってもお断りする商品」

 1.公募仕組債は取り扱いません。
 2.債券は高格付けのみとし、不適格債は取り扱いません。
 3.私募ファンドを取り扱いません。
 4.個別外国株は、勧誘しません。外国株は投信での保有をお勧めします。
 5.投信運用会社は、信頼性と継続性で選びます。
 6.先物・オプションは勧誘しません。
 7.FX(外為証拠金取引)は取り扱いません。

   当社では、過去の経験をもとに、「複雑でお客様に説明することが困難であり、お客様も理解できないような商品」や「あきらかに中長期の資産形成にはそぐわないような商品」は、どんな売れ筋商品であっても販売・推奨しないという方針を決定し、取り扱わないことにしています。

   1999年から流行した日経リンク債やEB債、またリーマンショック後に人気商品となったブラジルのレアル通貨などの通貨選択型投資信託も一切取り扱いませんでした。

*「いちよし基準」の詳細については、こちらをご覧下さい。

企業文化の定着に向けて

   当社は、目指してきた資産管理型アドバイスの基本であるお客様本位の姿勢をより徹底するため、2006年に「いちよしのクレド」を制定しました。これは、全役職員の共通の価値観の源です。「経営理念」をはじめ、「経営目標」、それを実現するための「行動指針」であり、全役職員の拠りどころとなるバイブルです。全役職員が「いちよしのクレド」カードを常に携帯し確認しています。

   また、月に一度、全店放送にて「いちよしのクレド」の行動指針(感謝・誠実・勇気・迅速・継続)を実践し、お客様満足度の高い実績のあった資産アドバイザーを選び、全役職員の模範(ベストプラクティス)となる発表を行う「クレドアワー」を開催し、企業文化の定着に努めています。

「いちよしのクレド」

経営理念
「お客様に信頼され、選ばれる企業であり続ける」

当社は、常にお客様の立場に立ち、お客様のニーズに合った質の良いサービス、情報や商品を誠実に提供し当社を信頼して資産運用のアドバイザーとして選んでいただけるよう尽力していきます。そして、「安心」して末永く、何世代にもわたってお付き合いいただける会社を目指して参ります。

経営目標
「金融・証券界のブランド・ブティックハウス」

当社は、20年来、単に会社の規模の拡大を目指すのではなく、当社ならではの特色を深めお客様のお役に立てる証券会社を目指してきました。
「個人金融資産の運用サービス特化」、「中小型成長株リサーチと中堅企業ニーズ対応サービス特化」という2つの特化戦略を特色とし、「いちよしのクレド」制定時に、経営目標として「金融・証券界のブランド・ブティックハウス」と明記し、全役職員が「お客様のニーズに真正面から向き合う、今までの日本にない証券会社を作ろう」という志をもってその構築に取り組んでいます。

行動指針
「感謝・誠実・勇気・迅速・継続」「Long Term Good Relation」

当社の役職員は、常にお客様の立場に立ち、お客様のニーズに応えるために、「感謝・誠実・勇気・迅速・継続」を念頭において行動することを目指しています。
また、お客様・株主・社員・社会のために、お役に立ち末永く良い関係を続けていくことが当社の存在価値であるとの思いを「Long Term Good Relation」と表明し行動指針としています。

いちよしのクレド*「いちよしのクレド」については、こちらをご覧下さい。








いちよしのロゴ

   当社の社章とロゴのシンボル・ストライプは、「いちよしのクレド」の経営理念や経営目標の実現に向けてのシンボルです。お客様それぞれのご要望やご相談に対してお役に立つことで「安心」「信頼」していただき、『お客様、一人、一人の「いちばん」』になり、末永くお付き合いいただける企業でありたいという、私たちの志と思いの象徴です。

いちよしのロゴ*「いちよしのロゴ」については、こちらをご覧下さい。








方針3   「お客様の利益を損なわないため」に利益相反を適切に管理します

   当社は、お客様の利益を損なわないために、利益相反行為を排除いたします。利益相反を管理する部署は、各部署との情報交換を定期的に行い、お客様との利益相反の可能性を把握し適切に管理します。

   お客様との取引にあたっては、法令のみならず「いちよし基準」を実践することにより、お客様本位の営業姿勢を貫き利益相反とならない管理を行っています。
   当社は、お客様の利益を第一に考え、グループにとらわれず、金融商品をお客様にご提供して参ります。自社グループの商品を優先的に選別するのではなく、様々な商品からお客様の利益を第一に考え選定しており、自社グループ商品の場合は、他社商品などと十分な比較を行い、利益相反行為が行われていないかを厳密に管理します。当社グループ会社である「いちよし経済研究所」「いちよしアセットマネジメント」「いちよしビジネスサービス」との取引において、管理部門はコンプライアンスの観点から、財務部門は財務や会計の観点から、内部監査部門は監査の観点から常に牽制機能を働かせ十分な管理を行っております。又、関連会社社長が定期的に集まり、幅広い情報収集を行うなど細心の注意を払い、適切な管理を行う体制としております。

方針4   「お客様にご負担いただく手数料」を明確化します

   当社では、お客様にご負担いただく手数料について、透明化を図り、わかりやすく丁寧な情報提供に努めています。

   手数料については「注文執行コスト」「運用期待値」「アフターフォロー」「サービス」の内容と比較して、合理的なものであることが重要と考えています。その上で、実質的なコストを総合的に勘案し、合理的な水準を決定し手数料をいただいており、さらにこれをお客様にわかりやすくご説明しています。当社が商品提供会社から手数料を受け取る商品の場合には、その手数料についてもご説明いたします。

   お客様にご負担いただく手数料は、商品の販売や契約を締結する際に、お渡しする契約締結前交付書面や目論見書、当該商品の説明用資料、提案書、設計書等に記載し、交付の際にご説明させていただきます。

方針5   「重要な情報」をわかりやすくご説明します

   当社は、お客様に対して販売・推奨する商品やサービスについて、適切な投資判断をしていただく為に「リスク度」「運用期待値」「手数料」等、重要な情報について商品毎に説明いたします。その際には、お客様の「取引経験」「知識」「ご資産の状況」「ニーズやご意向」といった適合性を十分に考慮し、わかりやすくご説明します。

「リスク・リターン」を考えた分散投資をご提案します

   当社では、お客様に対して販売・推奨する際、お客様の属性、ご意向、ライフプランを踏まえ、お客様の資産全体を考えた商品をご提案します。単に売れ筋の商品をお勧めするのではなく、元本の安定運用を目指す商品(ベース資産=ローリスク・ローリターン)の運用と積極的に運用益を目指す商品(アクティブ資産=ハイリスク・ハイリターン)の運用をお客様のご要望を踏まえて組み合わせ、分散投資によるリスクの軽減をお勧めしています。

*「リスク・リターンを考えた分散投資」については、こちらをご覧下さい。

「安心」してご投資いただく為のアフターフォロー

   当社では、お客様に安心してご投資いただく為に、推奨・販売の際だけでなくご購入後についても、アフターフォローとして重要な情報をわかりやすくご説明しています。経済の状況、投資環境の動向、保有商品の投資スタンスの変化等、「運用レポート」のご提供や「各種セミナー」の開催、「資産アドバイザーからの継続的な情報提供」により、丁寧にわかりやすくお伝えしています。また、ホームページ等を通じた資料等の整備も行っています。

パッケージ商品について

   当社は、「いちよし基準」でも宣言していますように、公募仕組債は取り扱っておりません。
   現在、当社で取り扱うパッケージ商品には、「ファンドラップ」があります。「ファンドラップ」はパッケージ化することにより、多種多様な投資主体に対して柔軟かつ機動的な運用ができるように設計し、中長期・分散投資のメリットを十分にご享受いただくことのできる商品としてご提供しています。ご契約にあたっては、お客様のご意向について「ヒアリングシート」を使用し、十分にお聞きした上で「運用モデルのご提案書」を作成・提示いたします。「運用モデルのご提案書」により、わかりやすくご説明しご納得いただいた上で、ご契約していただく仕組みにしています。また、契約期間を設けることで運用内容を定期的に見直しいただけます。

方針6   「お客様にふさわしい」商品やサービスをご提供します

   当社は、「お客様に信頼され、選ばれる企業であり続ける」という経営理念を掲げています。そのために、常にお客様の立場に立ち、投資方針、投資目的、投資経験等やライフプランを踏まえてお客様にふさわしい商品やサービスの提供に努めて参ります。

「お客様を知る」ために必要な事項をお伺いします

   お客様には、資産アドバイザーから、まず11項目の重要な項目を含むご質問をさせていただきます。基本的な属性項目に加え、お客様のご意向、投資の目的、ライフプランをお伺いするものです。資産アドバイザーが深く「お客様を知る」ことにより、お客様にとってふさわしい商品やサービスを提供できるよう取り組んでいます。11項目全てについてお聞きできていない場合は、システム上受注できない仕組みになっています。

「お客様にふさわしい商品やサービス」をご提供します

   当社では、投資のご提案前に必ずお客様のご意向などの情報を再確認し、商品やサービスがお客様にふさわしいものであるかを精査することとしています。また、商品ごとに「リスクレベル」を設定しており、勧誘の際の客観的な判断に役立てています。
   さらに、「いちよし基準」を遵守した上で、ご高齢のお客様や投資経験の浅いお客様については、「リスクレベル」によって、お客様からのご要望があった場合でも勧誘を禁止としている商品や、勧誘にあたり留意すべき商品を設けています。勧誘にあたり留意すべき商品をご紹介する場合には、事前に社内において、個別のお客様属性の確認等を慎重に行い部支店長の承認を経てからご提案させていただきます。

「お客様相談室」でお問い合わせをお受けします

   当社では、「お客様相談室」を設置しています。定期的にお客様へお送りする預り資産や取引の状況等の報告書類には必ずお問い合わせ窓口として、「お客様相談室」の電話番号を掲載し、お客様からの問い合わせや苦情等をお伺いできる体制をとっています。また、お客様相談室にお寄せいただいたご意見等はすべて業務執行の責任者から経営陣にまで伝達されています。

「お客様信頼向上委員会」により更なる信頼の向上を目指します

   当社では、お客様の目線から業務の見直しに取り組み、商品やサービス等について改善を検討する「お客様信頼向上委員会(月1回)」を設置し、更なる信頼の向上を目指します。
   従来からの窓口である「お客様相談室」「いちよしダイレクト(フリーダイヤル)」に加え、各部支店には「お客様信頼向上担当者」を配置し、日々直接お客様と接する支店の資産アドバイザーや本社職員からお客様の声を直接吸上げることにより、商品やサービスについての改善や方策を検討・実行して参ります。
   今後は、お客様への「満足度調査」の実施やWeb等を活用し、お客様の声を更なる信頼向上につなげて参ります。

*「お客様信頼向上委員会」については、こちらをご覧ください。

方針7   「お客様本位の業務運営」の職員に対する適切な動機付け

   当社は、お客様本位の取り組みを継続的に実施し、その実効性を確保するため、職員に対し動機付けをするための取り組みを行っています。

コンプライアンスは、競争力の源泉

   当社では、1990年代後半から「コンプライアンスは、競争力の源泉」であるという考えのもと、コンプライアンスの遵守に向け取り組んでいます。

コンプライアンス会議

   「お客様にふさわしい商品やサービスが提供できているか」「お客様に重要な事項を漏れなくお伝えできているか」等を検証し、改善、指導を支店内で自主的に行うことを目的に1996年から「支店コンプライアンス会議(月1回)」を開催しています。
   また、本社部門においても、コンプライアンスに関する事項をテーマに「コンプライアンス会議」を開催し、各部門と管理部門が、情報の共有を行っています。

モニタリング

   モニタリングについては、本社の管理部門の「バックモニタリング」に加えて、お客様に一番身近である部支店においても「フロントモニタリング」を行っています。部支店の支店長や営業課長は、「資産アドバイザーの行動(日報やヒアリング等)」や「お客様の属性」、「取引履歴」等から、お客様に対し適切なアドバイス活動が行われていることを確認しています。また、部支店の管理部門は、お客様との通話内容や日報の記録状況、お客様の属性や取引の整合性などのモニタリングを日々実施しています。
   「フロントモニタリング」から収集した情報や定量的に取得した情報は、コンプライアンス会議の議題等となり、現状の把握や改善、指導に活用し職員のレベルアップにつなげています。

業績評価体系について

   1996年の中期経営計画以降、お客様本位の資産管理型アドバイスを実践するために、「営業マン」の名称を「資産アドバイザー」と変更するとともに、評価項目を従来の「手数料中心」から「預り資産重視」に見直しを行いました。お客様の信頼のバロメーターと考えている「預り資産の純増」を評価項目の中心とし、「手数料」については、現在、評価項目全体の30%とした業績評価体系としております。
   更に、この評価項目に、コンプライアンスに関する事項も加味し、総合業績評価を行っています。特に「預り資産の純増」で優秀な成果のあった資産アドバイザーについては、毎月表彰を行っています。このように、業績評価体系からも、信頼の向上を企業文化として定着させるよう取り組んでいます。

研修について

   当社では、常にお客様の立場に立ち、まごころを込めてアドバイスを行うための社内研修等の充実に努めています。また、コンプライアンスに関する会議や研修については、特に力を入れ毎月行っています。
   経験・スキルに応じた定期的な研修、および自己研鑽のための「自己成長プログラム」制度を定め、積極的に取り組むように指導しています。
   また、お客様とのコミュニケーション力の向上のため「エチケットマナー向上推進会議」を毎月開催しエチケットマナーの向上も図っております。

クレドアワーについて

   月に一度、全店放送にて「いちよしのクレド」の行動指針(感謝・誠実・勇気・迅速・継続)を実践し、お客様満足度の高い実績のあった資産アドバイザーを選び、全職員の模範(ベストプラクティス)となる発表を行う「クレドアワー」を開催し、企業文化の定着に努めています。

「働きやすい・やりがいのある職場」作りについて

   当社では、現在「働きやすい・やりがいのある職場」作りを経営の課題として取り組んでいます。これは、お客様と接する職員が、会社に満足していなければ、お客様に真の満足をご提供することは出来ないと考え、仕事に意欲的に取り組むために、環境を整備するとともに仕事そのもののやり方や人事制度を見直し、職員満足度を高めることが必要と考えています。「有給休暇取得の促進」や、「勤続年数による特別休暇(賞休暇)日数等の拡大」「傷病時のサポートとして、特別休暇積立制度の導入」等、約50項目の課題を抽出し順次、改善し実行しています。
   また、組織内のコミュニケーションの促進のため社内旅行補助金制度などの福利厚生の充実や「人材開発会議」の開催によるやりがいの創造に取り組んでいます。