債券の取引にかかるリスクや手数料
債券の取引にかかる
リスクや手数料
本ページによって説明する債券は、個人向け国債及び円建て・外貨建て債券です。
- 本ページ前半で説明する内容は、個人向け国債を除く債券に対する説明であり、個人向け国債はリスク内容が他の債券とは異なります。
債券を償還(満期)前に売却すると損をすることがあります。
1価格変動リスク
価格変動リスクとは
金利が上昇するときや、買い手が少ないときは、債券の価格は下がり損をすることがあります。
債券の市場価格は、基本的に市場の金利水準の変化に対応して変動します。金利が上昇する過程では債券価格は下落し、逆に金利が低下する過程では債券価格は上昇することになります。- 売却される場合の注意点
償還日より前に換金する場合には市場価格での売却となりますので、売却損が生じる場合があります。また、市場環境の変化により流動性(換金性)が著しく低くなった場合、売却することができない可能性があります。
- 価格変動リスクの例はこちら
例えば、債券を債券単価100円で額面金額100万円購入した場合は、購入時に1,000,000円を支払います。
ところが、償還(満期)前の売却時に、各種相場の変動により債券単価が90円になっていた場合は、900,000円(90円/100×額面100万円)での売却となりますので、購入時よりも100,000円の損(売却900,000円-購入1,000,000円)をすることになります。
2信用リスク
信用リスクとは
債券の発行会社等(企業や国等)や保証会社等の財務状況の悪化等により債務不履行が起こり損をすることがあります。
- 財務状況の悪化等について
発行会社等の信用状況に変化が生じた場合(債務不履行や破たんの可能性が取りざたされる状況など)、市場価格が変動することによって売却損が生じる場合があります。また、元本や利子の支払いの停滞若しくは支払不能の発生又は特約による元本の削減等がなされるリスクがあります。
- 信用リスクの例はこちら
例えば、債券を債券単価100円で額面金額100万円購入した場合は購入時に1,000,000円を支払います。償還(満期)前の売却時に債券の発行会社等の債務不履行の可能性が取りざたされ債券単価が90円になっていた場合は、900,000円(90円/100×額面100万円)での売却となりますので、購入時よりも100,000円の損(売却900,000円-購入1,000,000円)をすることになります。
3為替変動リスク
為替変動リスクとは
外貨建て債券の場合、購入時より円高になっていると円で換算した場合には損をすることがあります。
為替相場(円貨と外貨の交換比率)が変化することにより、為替相場が円高になる過程では外貨建て債券を円貨換算した価値は下落し、逆に円安になる過程では外貨建て債券を円貨換算した価値は上昇することになります。- 為替変動リスクの例はこちら
例えば、ドル建て債券を債券単価100、額面金額10,000ドル、為替レート1ドル=100円で購入した場合は購入時に1,000,000円(100/100×額面10,000ドル×為替レート100円)を支払います。
ところが、償還(満期)前の売却時に各種相場の変動により債券単価が110に上昇、為替レート1ドル=90円に円高となっていた場合は、円での受け取り990,000円(110 /100×額面10,000ドル×為替レート90円)となりますので、購入時よりも10,000円の損(売却990,000円-購入1,000,000円)をすることになります。
債券が売却できない場合について
市場の状況などにより、換金性が著しく低くなると売却できない事があります。外貨建て債券は、通貨の交換に制限が生じて円に交換できなくなることがあります。
債券の手数料などについて
債券を募集・売出し等により、または当社との相対取引により購入される場合は、購入対価(取引価格×数量)のみお支払いいただきます。
個人向け国債を中途換金する場合について
個人向け国債は、発行から1年間は原則として中途換金できません。また、発行から1年経過後に、中途換金すると一部代金が差し引かれます。
その他留意事項
日本証券業協会のホームページに掲載している外国の発行者が発行する債券のうち国内で募集・売出しが行われた債券は、金融商品取引法に基づく開示書類が英語により記載されています。
交付書面
個人向け国債の契約締結前交付書面
※過去の書面
円貨建て債券の契約締結前交付書面
※過去の書面
外貨建て債券の契約締結前交付書面
※過去の書面
無登録格付に関する説明書
この「リスク等説明」ページ又は契約締結前交付書面について、書面での送付、お渡しをお求めのお客さまは、支店アドバイザーまでご遠慮なくお申し付けください。