国内ETF・ETN

ETF(上場投資信託)

ETFとは、(Exchange Traded Fund)の略で、取引所に上場している投資信託のことです。
株式と同様に市場でお取引いただけます。

ETFの仕組みを解説した図 ETFの仕組みを解説した図

ETFの特徴

  1. 特徴1

    わかりやすい!

    • ETFは、TOPIX(東証株価指数)やJPX日経インデックス400といった株価指数や、金価格などの指標に連動するように、投信会社によって運用されています。
    • 指標の情報はニュースなどで日々報道されていることから、値動きや損益が把握しやすく、また個別株の投資に必要な企業分析も不要なため、初心者でも始めやすい商品です。
  2. 特徴2

    分散投資ができる!

    • 対象となる資産に幅広く分散投資しているので、投資のリスクを低減できると言われています。たとえば日経平均株価に連動するETFを購入することは、日経平均株価に採用された225銘柄を保有するのと同じ効果が期待できます。
    • 日本株のほか、外国株やREIT(不動産投資信託)、商品などの指標に連動するものなど、種類も豊富。値動きの異なるETFを組み合せることによって、国際分散投資を実現できます。
  3. 特徴3

    少額でOK! しかも、低コスト

    • 個別株の投資では数万~数十万円の資金を必要とするのが一般的ですが、ETFは数千~数万円程度で買えるので、少額から投資を始められます。
    • 運用コストは0.1~1%程度と、インデックスファンドを含む一般的な投資信託に比べて低くなっており、長期投資に適した商品と言われています。売買に関するコストは、上場株式と同じ扱いです。

ETFのリスク

  1. リスク1

    価格変動リスク

    • 株価指数等の変動

      株価指数等は、様々な経済情勢等の影響を受けて、価値が下落する可能性があります。これにより、ETFの価格が下落したり、分配金が減少する可能性があります。(ただし、個別株投資と比較すれば、リスク分散効果があります。)
    • 為替の変動

      当取引所のETFは全て円建てで取引されているため、外貨建ての資産に投資する場合は、株価指数等の価格の変動要因だけでなく、現地通貨と日本円の為替変動を勘案する必要があります。
  2. リスク2

    株価指数等、基準価額、市場価格の乖離リスク

    ETFは、その対象となる株価指数等の値動きと、ETFの一口あたりの純資産額である基準価額の値動きが一致するように、管理会社(アセットマネジメント)によって運用される商品ですが、その運用にあたっては、後述する配当落ちによる要因や分配金の希薄化・濃縮化その他、有価証券の組入れコストが生じることなどから、株価指数等と基準価額の値動きが一致しない場合があります。
    また、ETFの取引は、株価指数等と基準価額の水準等を参考になされるものですが、その市場価格は需給状況によって変動するため、基準価額等と市場価格の値動きが一致しない場合もありますので、ETFの取引にあたっては十分ご留意ください。

    • 配当落ちによる乖離
    • 分配金の希薄化・濃縮化による乖離
  3. リスク3

    流動性リスク

    ETFの取引量や注文量が少ない場合には、株価指数等の市場実勢から見込まれる価格で売買ができないことがあります。

  4. リスク4

    信用リスク

    ETFのなかには、リンク債やOTCデリバティブ取引に投資するものがあります。これらについては信用リスクが存在します。

  5. リスク5

    その他のリスク

    • 市場動向の急変時等には、株価指数等に連動する運用が困難になる場合があります。
    • 取引所が定める上場廃止基準に該当して、上場廃止になることがあります。
    • 信託の継続が困難であると管理会社等が判断した場合、信託を終了する可能性があります。

ETF銘柄一覧

東京証券取引所の銘柄一覧ETF(個別商品)に関するページ

ETN(上場投資証券、指標連動証券)

ETNとは「Exchange Traded Note」の略で、「上場投資証券」または「指標連動証券」と呼ばれる上場商品です。
ETNはETF(Exchange Traded Fund:上場投資信託)と同様に、価格が株価指数や商品価格等の「特定の指標」に連動する商品ですが、「Note(債券)」の単語が示すように、金融機関(発行体)がその信用力をもとに、価格が特定の指標に連動することを保証する債券であるため、ETFとは異なり証券に対する裏付資産を持たない(必要としない)という特徴があります。

  • ETNに関しては、当社からの勧誘は行なっていません。
ETNの仕組みを解説した図 ETNの仕組みを解説した図

ETNの特徴

  1. 特徴1

    裏付けとなる現物資産を持たない

    ETNは発行体となる大手証券会社や銀行などの金融機関が対象指標との連動性を保証することとなるため、裏付けとなる現物資産は保有していません。一方、ETFは、何らかの現物株式やリンクノートを裏付け資産として保有しています。例えばTOPIX連動型ETFの場合、対象指標と連動するためにTOPIXの構成銘柄の現物株式を裏付け資産としてファンドが保有しています。

  2. 特徴2

    トラッキングエラーが発生しない

    ETNは、発行体の金融機関が対象指標とETNの償還価額が連動するよう保証するため、運用に掛かる手数料分を除き、償還価額と対象指標の間のずれ(トラッキングエラー)は発生しません。一方、現物資産を保有するETFは運用の結果次第ではETFの基準価額と対象指標の間にずれ(トラッキングエラー)が生じる場合があります。

    • 実際の市場での取引においては、売り買いの需給の関係等から必ずしも対象指標の価格で購入できるとは限りません。
  3. 特徴3

    様々な対象指標にも連動が可能

    • ETNは、裏付け資産を保有しないため、外国人への投資規制が存在する新興国株式や、希少資源、時間の経過とともに劣化してしまう農産物等のように現物資産の保有が困難な対象指標であっても組成が可能といわれています。

ETNのリスク

  1. リスク1

    信用リスク

    ETFは裏付けとなる現物資産を保有し、その資産は信託銀行に保管されているため、たとえETFの組成会社が破綻しても投資家が投資した資産は保全されます(その場合は、資産価値が減少することもあります。)。また、資産の保管先である信託銀行が破綻した場合でも、ETFの資産と信託銀行の資産を分別管理することが法律で義務付けられているため、やはり投資家が投資した資産は保全されます。
    一方、ETNは現物の裏付資産を有さず、発行体の金融機関の信用力をもとに発行されているため、発行体の倒産や財務状況の悪化等の影響により、ETNの価格が下落する又は無価値となることがありますので、こうした発行体の信用リスクについては十分に留意する必要があります。

  2. リスク2

    価格変動リスク

    • 対象指標の変動

      ETNの連動対象である株価指数等は、様々な経済情勢等の影響を受けて価値が下落する可能性があります。これにより、ETNの価格が下落し、投資元本を割り込む可能性があります。
    • 為替の変動

      日本取引所グループの取引所のETNは全て円建てで取引されているため、外貨建ての資産に投資する場合は、対象指標の変動要因だけでなく、現地通貨と日本円の為替変動を勘案する必要があります。
  3. リスク3

    市場価格との乖離リスク

    ETNは、発行体の金融機関が対象指標とETNの一証券あたりの償還価額(ETFの基準価額に相当)が連動するよう保証しており、運用に掛かる手数料分を除き、トラッキングエラーは発生しません。
    しかし、市場での取引においては、ETNの市場価格は需給状況によって変動するため、ETNの一証券あたりの償還価額とETNの市場価格の値動きが一致しない場合もありますので、取引にあたっては十分ご留意ください。

  4. リスク4

    流動性リスク

    ETNの取引量や、注文量が少ない場合には、株価指数等の市場実勢から見込まれる価格で売買ができないことがあります。

  5. リスク5

    その他のリスク

    • 上場対象は、JDR(有価証券信託受益証券)ですが、その信託財産となるETNは海外発行される証券であるため、為替の変動により損失を受けることがあります。また、発行国・地域における政治・経済情勢の変動、税制等諸制度の変更、天変地異等による償還価額の変動により、投資元本を割り込み、損失(元本損失)が生じるおそれがあります。
    • 取引所が定める上場廃止基準に該当して、上場廃止になることがあります。
    • 信託の継続が困難であると信託受託者が判断した場合、信託を終了する可能性があります。
    • ETNは、価格が特定の指標に連動することを保証する債券(指数連動債)であり、償還期日を迎えると償還されます。また、指標値の急落等、一定の条件を満たすことにより早期償還される場合があります。 詳細は、有価証券届出書等の法定開示書類にてご確認ください。

ETN銘柄一覧

東京証券取引所の銘柄一覧ETN(個別商品)に関するページ

レバレッジ型・インバース型のETF及びETN

レバレッジ型商品とは

レバレッジ型商品とは、原指標(TOPIX(東証株価指数)など)の日々の変動率に一定の倍数を乗じて算出されるレバレッジ型指標に連動する商品を指します。

インバース型商品とは

インバース型商品とは、原指標(TOPIX(東証株価指数)など)の日々の変動率に一定の倍数を乗じて算出されるインバース型指標に連動する商品を指します。

レバレッジ型・インバース型ETF等の留意事項

  • レバレッジ型、インバース型のETF及びETNの価額の上昇率・下落率は、原指数の上昇率・下落率に一定の倍率を乗じたものとは通常一致しません。
  • また、長期にわたり継続することにより、期待した投資成果が得られないおそれがあるため、中長期的な投資の目的に適合しない場合があります。
  • 投資対象物や投資手法により銘柄固有のリスクが存在する場合があります。

レバレッジ型・インバース型ETF等の投資リスクの詳細はこちら

<ご留意事項>

  • この資料は情報提供を目的として作成されたものです。投資勧誘を目的としたものではありません。
  • この資料は信頼しうるデータ等に基づいて作成されたものですが、その正確性・完全性を保証するものではありません。また、将来の株価等を示唆・保証するものでもありません。
  • 記載された内容・見解等はすべて作成時点でのものであり、予告なく変更されることがあります。

<ご投資に当たっての注意事項>

  • 有価証券の価格は売買の需給関係のみならず、政治・経済環境や為替水準の変化、発行者の信用状況の変化、大規模災害の発生による市場の混乱等により、変動します。そのため有価証券投資によって損失を被ることがあります。商品や銘柄の選択および投資の時期等の決定は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。
  • 弊社は資料に記載された有価証券を保有または売買することや、資料に記載された企業に対し投資銀行業務を行うことがあります。
  • 弊社取扱商品の購入申し込みをされる際には契約締結前交付書面、目論見書等を必ずお受け取りください。商品ごとにリスクや手数料等費用は異なりますので、内容をよくご確認下さい。目論見書等は弊社担当者へご請求ください。

<手数料等の費用について>

  • 株式等(ETF・ETN・REIT等を含む)のお取引にあたっては、約定代金に対して最大1.43%(最低手数料3,300円(税込み))の委託手数料をいただきます。株式等を募集等により購入いただく場合は、購入対価のみをお支払いいただきます。
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