いちよし校舎建設プロジェクト

いちよし証券は、次世代を担う子どもたちに教育を受けられる機会を平等に与えたいという想いから、途上国を中心に子どもたちが学習できる場を提供する「校舎建設プロジェクト」を支援しております。

支援団体: 公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパン 特定非営利活動法人AMDA社会開発機構

  • 東ティモール民主共和国 アイナロ県 「ベレヘトゥ小学校」

    プロジェクト背景

    東ティモールの人口は120万人ほどで、その約半分が18歳未満。2006年まで紛争が絶えなかったため、国民の41%がいまだに貧困ライン以下の生活を送っている。また、教育や保健サービスへのアクセスは農村部と都市部との格差が激しい。

    実施地域/アイナロ県ベレヘトゥ村

    アイナロ県は東ティモールのなかでも衛生設備の環境が悪く、子どもたちに感染症を引き起こすこともあり、これにより身体的・知的発達障害や貧血、下痢などによる体調不良から学校を休みがちになり中途退学につながるケースが後を絶たない。
    ベレヘトゥ村は、都市部から遠く離れた地域に位置し、基本的な社会サービスやインフラへのアクセスが難しい。同村には76世帯、494人が暮らしている。

    課題

    • 東ティモールの南西部に位置するアイナロ県では学校の施設の老朽化が進んでおり、子どもたちが安心して学ぶことが困難な状況。
    • 学校における新型コロナウイルス感染症予防やジェンダー平等への意識が不足している。

    プロジェクト概要

    目標小学校の教室建設とジェンダー平等の意識啓発活動により、女の子も男の子も安全に安心して学ぶことのできる学習環境を整備する。また新型コロナウイルス感染症の意識啓発活動をとおして、予防に必要な正しい知識を身に付けることを目指す。
    実施期間13ヶ月間(2022年10月~2023年10月)
    対象地域東ティモール アイナロ県
    対象者小学校の児童65人と教師5人
    活動内容
    1. 小学校の教室建設
    2. 新型コロナウイルス感染症の予防とジェンダー平等に基づく意識啓発活動

    成果

    校舎の画像
    証明書の画像
    • 村の小学校に3教室から成る教室棟が建設された
    • 同校の児童および教師を対象にした、衛生知識、新型コロナウィルス感染症予防、ジェンダー平等についての講習が実施された

    現地の声

    • アンジェリーナ_インタビュー

      わたしの村では学校まで歩いて3時間もかかるので子どもたちが教育を受け始めるのが遅い状況でした。私は8歳から1年間、村長さんの家で行われる教室に他の子どもたちとともに通ってました。そして9歳のときに村にできた正規の学校に入学しました。入学から2年間は簡素な造りの教室で床に座って授業を受けていましたが、今はとてもきれいな新しい教室ができ、授業により集中できるようになり大変うれしいです。

      アンジェリーナ/11歳・小学校3年生

    • ジョアーオ_インタビュー

      学校までとても遠く、また朝は水汲みに行かなくてはならなかったので学校には行ってませんでした。しかし10歳のときに、村長から声がかかり村長の家で教育を受け始めることになりました。その7か月後、正規の学校ができ入学したのです。今では、雨風が強いときでも安心して快適に授業を受けられるようになり、とても感謝しています。ぼくの好きな教科は、ポルトガル語、算数、道徳、宗教、歴史と地理です。

      ジョアーオ/13歳・小学校3年生

    • アルナルド_インタビュー

      村から学校まで徒歩3時間の距離があるために通学をあきらめていた子どもたちを憂慮し、私の家を教室として学習機会を提供することにしました。私の他4人のボランティアが教師として子どもたちを教えていました。2020年に私たちは県の教育局に掛け合い、村内に学校を開設する認可を受け、正規の学校を開きました。学校はごく簡素な造りで、設備や教材も十分にありませんでしたが、子どもたちの学習意欲に応えるべく最善の努力をしてきました。開校から2年経って本プロジェクトが実施されたおかげで学習環境が大幅に改善されました。ご支援に心より御礼申し上げます。

      アルナルド・ロペス/42歳・村長

過去の活動報告

  • エクアドル共和国 ロス・リオス県 「ロス・ババオヨス中高等学校」

    プロジェクト背景

    南米大陸の北西部にあるエクアドルは、赤道直下に位置し、南北1,000kmにわたりアンデス山脈が連なり、海岸・山岳・熱帯雨林地帯に分かれ、多様な気候と自然が共存している。石油産業などにより一定の経済発展が見られるものの、一部の人々に富が偏る構造が続いており、農村部に暮らす人々、とくに先住民族や女性は基礎的な社会サービスの利用が限られ、貧しい中で生活している。

    実施地域/ロス・リオス県ベンタナス市

    ロス・リオス県ベンタナス市は、ロスリオス県内で4番目に貧困度が高く、衛生設備がない家が19%、家庭内で安全な水を得られない人は63%を超えている。※
    対象地域では小規模で栽培を行っているが十分な収入は得られていない。
    政府は学校施設の集約を進めており、地方の小規模校への予算は不十分である。
    ジェンダー不平等、早すぎる結婚や妊娠が課題となっている一方で、子どもたちが正しい知識を得る機会が限られている。

    ※National Institute of Census and Statistics

    課題

    • 現在の教室は10年以上前に教育省が設置したプレハブ教室で、老朽化が進んでおり、安全な教育環境ではない。また教室備品も十分ではない。
    • 生徒たちが早すぎる結婚や妊娠の防止につながるジェンダー平等、月経衛生管理、暴力撤廃に関する正しい知識を系統立てて学ぶ機会がない。

    プロジェクト概要

    目標新しい教室の建設・備品支給を通じて、子どもたちの学習環境を改善する。
    またジェンダー平等や暴力撤廃に関する意識啓発活動を行うことにより、より安全な学習環境の整備を目指す。
    実施期間7ヶ月間(2022年10月~2023年4月)
    対象地域エクアドル ロス・リオス県
    対象者8年生から13年生の生徒330人(女の子157人)(日本の中学校と高等学校に相当)教師13人(女性11人)
    活動内容
    1. 教室の建設および教室備品の支給
    2. ジェンダー平等、月経衛生管理、暴力撤廃などに関する意識啓発活動

    成果

    校舎の画像
    証明書の画像
    • ロス・ババオヨス中高等学校に、新しい教室が建設され、備品支給が実施された結果、子どもたちが安全で安心な環境で学ぶことができるようになった。
    • ジェンダー平等、月経衛生管理、暴力撤廃などに関する意識啓発活動により、生徒たちがジェンダー平等達成の基礎となる正しい知識を学んだ。

    現地の声

    • ニニベス_インタビュー

      教室建設へのご支援をいただきまして、感謝申し上げます。新しい教室が完成して備品が支給されたことで、安全な教室で快適に勉強することができるようになりとてもうれしいです。本当にありがとうございました。

      ニニベス/14歳

    • アンディ_インタビュー

      啓発活動を通して、自尊心とは自分の価値を認めて、自身を大切にすることだと学びました。啓発の中で、自分の将来の目標は警察官になることだと明確になりました。また女性の月経は病気ではないということも理解しました。

      アンディ/14歳

    • エルメリンダ_インタビュー

      ババオヨス地区の子どもと若者のために新しい教室をご支援くださいまして、誠にありがとうございます。政府の基準にそった新しい教室の建設と備品の支給をいただきまして、子どもたちの教育環境は安全で快適な学校へと大きく改善しました。このたびのご支援を実現くださり感謝申し上げます。

      エルメリンダ・セバリョス/保護者委員会代表

    • ダイアナ_インタビュー

      ババオヨス地区の教育行政機関を代表して、このたびの教室建設プロジェクトへのご支援に心よりお礼申し上げます。地域の子どもたちと若者のための教室建設に日本からご寄付をいただきましたことは決して忘れません。私たちはこれから子どもたちに質の高い教育を提供していく所存です。ご支援にあらためてお礼申し上げます。

      ダイアナ/ロス・ババオヨスの教育行政担当長

  • ベトナムハザン省ホアンスィ郡トゥニャンコミューン
    「ナ・フ村小学校」

    いちよし証券 創立70周年記念プロジェクト

    創立70周年記念プロジェクトとして始まったベトナムのナ・フ村小学校の校舎建設が完成いたしました。ベトナムでは2017年に続き2校目、校舎建設プロジェクト全体としては12校目の学校となりました。

    プロジェクト紹介動画

    プロジェクト背景

    ベトナム経済は近年著しく成長しているが、その陰で国民の格差が拡大している。特に少数民族が多く住む北部高原地帯は、その他の地域と比べて貧困率が高い。
    実施地域であるハザン省は北部に位置し、中国と国境を接している。人口は83万人、うち少数民族は7割、貧困率は34%である。省内の1市11県の中でも、ホアンスィ郡(人口55,000人)は貧しく、貧困率は49%にのぼる。また、ホアンスィ郡の人口の80%以上の住民は少数民族である。

    • ホアンスィ郡トゥニャンコミューンには730世帯3,700人が暮らしており、貧困率は48%。
    • 5つある村のうち、ナ・フ村には146世帯692人が暮らしており、村にある小学校分校には1年生から5年生までに合計83人(うち女の子44人)が在籍している。
    • 既存の教室は石綿セメントで建てられており、子どもたちの健康上、早急な建て替えが望まれている。
    • 教室や教材が不足しているため、当該分校の1日あたりの授業時間は全国平均よりも短い。
    • トイレおよび手洗い設備がないため、児童も教師も屋外排泄をせざるを得ず、衛生状態にも問題がある。
    目標ベトナム北部ハザン省ホアンスィ郡トゥニャンコミューン ナ・フ村にある小学校分校に、新しい教室の建設および男女別トイレの設置を通じて、子どもたちの学習環境の改善を目指す。
    実施期間2019年4月~2020年3月
    対象者ナ・フ村の小学校の児童87人(うち女の子47人)
    • 対象者人数:83人(うち女子44人)から87人(うち女の子47人)へ変更
    活動内容
    • 3教室の建設
    • 教室備品の支給
    • フェンスと運動場の整備
    • 男女別トイレの設置

    達成した成果

    活動詳細画像
    • 教室、男女別トイレ、運動場および塀が建設、教室備品と学習教材が支給されたことで、同校に通う子どもたちが、安全で衛生的な学習環境のもとでより質の高い教育を受けられるようになった。
    • とくに女の子にとっては、男女別トイレができたことで学校が快適に学べる場となった。

    机とイスも備わった新しい教室内部

    手洗い場でせっけんを使って手を洗う
    児童たち

    手洗い場の前の壁には、正しい手の
    洗い方を示したポスターを掲示

    休み時間に運動場で遊ぶ児童たち

    完成した教室の前に揃った子どもたち

    記念プレート

    現地の声

    ジャン・ティ/2年生 女の子

    以前は学校に行くのが怖かったです。トイレがないし、雨の日は教室に雨漏りがしたからです。新しい教室と男女別トイレができて、とてもうれしいです。わたしたちは、教室とトイレのそうじ当番表をつくりました。きれいで清潔な学校になったので、安心して勉強ができます。ご支援どうもありがとうございました。

    トゥ・ロン/校長

    ご支援いただけると聞いたときは大変嬉しかったです。それから約1年、すべての建設が完了し、利用を開始しました。児童、教師、保護者一同、とても喜んでおります。衛生的な男女別トイレと手洗場ができたおかげで、もう子どもたちは雨の日に濡れながら外で用を足したりしなくてすむようになりまし た。新しい教室は頑丈な造りで広さも十分あり、教材も増えたので、教師たちはより質の高い授業を実践できるようになりました。プランは新しい教授法のトレーニングを教師向けに行っているので、そこで学んだ教授法を取り入れていきます。児童たちも授業により集中するようになりました。児童、教師、保護者を代表して、いちよし証券株式会社様に心より御礼申し上げます。

    バン・タント/3年生担当教師

    私たちの夢が現実になりました。以前は雨や強風のときに安全性を欠いた老朽化した教室で授業をするのはとても困難なことでした。また冬は教室内はとても暗く、教科書を読むのも、黒板の字を読むのも難しかったのです。今では、新しい教室に新しい机・イスが備わり、教材も増えました。児童たちの学 力もきっと向上すると信じています。

    ル・シ/児童の母親

    私の娘は以前はトイレがないという理由で学校へ行くのを嫌がっていました。用をたすときは授業に出ずに、家に戻ってきていました。また老朽化した教室のことも心配でした。今では、頑丈な造りの教室と男女別トイレができて学習環境が改善され、とても嬉しく思います。娘も娘の友だちも今は学校が大好きです。子どもたちはこれからの学校生活で学力を伸ばしていくと思います。いちよし証券株式会社様に心より御礼申し上げます。

  • ベトナム コントゥム省コンライ県
    「コン・R・ゴー村 小学校 分校」(2017年6月)

    コントゥム省は、ベトナム国内の最も貧しい3省の1つです。省内8県に37万5,000人の人々が暮らし、うち54%が山岳少数民族。今回の支援地であるダッコイ コミューンの住民の大部分がセダン族に属し、その貧困率は76%にもなります。
    「コン・R・ゴー村小学校分校」は、1年生から5年生までの合計74人(うち女子34人)が通学していました。5教室のうちの2教室は簡易素材で建てられた仮設教室で、採光、換気が不十分な上に備品も不足状態。また、給水・衛生設備が備わっていないため、子どもたちは適切な衛生習慣を習得することができず不衛生な環境で過ごしていました。
    今回のプロジェクトでは、校舎(2教室)と男女別トイレ・手洗い場を建設、必要な教室備品の支給、運動場を整備し、子供たちは安全で衛生的な学習環境で学ぶことができるようになりました。また、プロジェクトに保護者を巻き込むことで、親たちが真剣に児童たちの教育に取り組むようになり、各家庭で児童たちが学習しやすい環境を作るようになりました。学校への出席率もプロジェクト実施前の91%から99.3%まで上がったそうです。

  • タイ チェンマイ県
    「バン・パ・コール小学校」(2015年1月)

    タイ北部に位置するチェンマイ県のメーアイ郡は、ミャンマーに国境を接する山岳地帯に位置し、多様な少数民族が暮らしています。経済状況は厳しく、人々は1日1.90米ドルの「貧困ライン」以下の生活を強いられています。子どもたちは偏見や差別のために、本来享受できるはずの多くの権利を奪われており、タイ国内でも最も危険にさらされた状況にあると言われています。「バン・パ・コール小学校」は、近隣5村から通うラフ族、パロン族、タイヤイ族といった少数民族の子どもたち467人が学んでいます。3棟の校舎がありますが、年々増加している児童数に対応しきれず、1教室につき50人以上の児童が過密状態の中授業を受けている状況でした。
    今回のプロジェクトでは、3教室を備えた校舎が新たに建設されました。
    子どもたちは、広々とした教室で快適に授業が受けられるようになり学習環境が改善されたことで、山岳地帯に暮らす弱い立場に置かれた子どもたちが質の高い教育を受けることができるようになります。

  • スリランカ バッティカロア県
    「BTクリンチャムナイ小学校」(2013年11月)

    東部州のバッティカロア県を含む3つの県は2007年に反政府武装組織「タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)」の支配から解放され、プロジェクト当時は内戦からの復興段階にありました。特に「BTクリンチャムナイ小学校」のあるバッティカロア県は東部州の他2県と比較して社会経済的に大きく立ち遅れていました。
    「BTクリンチャムナイ小学校」では、以前、校舎2棟を150人の児童で利用していましたが、内戦により2棟とも破壊されてしまいました。内戦終結後には 、6教室を備えた校舎1棟が建設されましたが、充分なスペースを確保することができないため、教室をパーティションで仕切ったり、学校敷地内の仮校舎を利用することで場所の確保を図ってきました。
    今回のプロジェクトでは、2階建ての校舎1棟を建設、教室備品の支給、校庭整備を行いました。
    4教室と講堂を備えた新しい校舎が完成し、子どもたちが安全で快適な環境で学習できるようになりました。また、この新校舎は頑丈なつくりのため、台風や洪水、津波などの自然災害に見舞われた時には、村の人々の避難所としても利用されます。

  • フィリピン マスバテ州
    「A.エルモサ・メモリアル小学校」(2010年8月)

    いちよし証券 創立60周年記念プロジェクト

    いちよし証券は、2010年8月創立60周年を記念してフィリピンのマスバテ州の「A.エルモサ・メモリアル小学校」に1校舎を建設し、教室備品を支給しました。

    「A.エルモサ・メモリアル小学校」は6人の教師のもとで143人が学んでいます。学校には3つの校舎があり、そのうちの2校舎はコンクリート製ですが、残りの1校舎は地域の住民が簡易資材で建てた仮の校舎で、雨天の際には屋根や壁から雨漏りがして教科書や教材が濡れてしまうなど、子どもたちが落ち着いて学べる環境ではありませんでした。
    今回の寄付で、1校舎の建設と教室備品を支給することにより新しく快適な教室とそこに設置された備品や教材に刺激を受け、より熱心に勉強に取り組むようになりました。

  • フィリピン セブ州
    「アルタビスタ小学校」(2010年8月)

    教室のほとんどが38年前に建てられ、老朽化の進んだ「アルタビスタ小学校」。 倒壊の危険性をはらんでいました。 教育省からは、廃校勧告が出されていましたが、廃校になれば、片道5キロメートルの山道を歩いて通わなければならないため、学校関係者や保護者は教室の壁を木で支え、ペンキを塗るなど一時的な修繕を行いながら、廃校措置を引き伸ばしていました。
    寄付金により、子どもたちに適切な教育環境を提供するため、2教室からなる校舎を1棟建設し、校舎前の芝生の植え付けや、菜園の整備も行いました。
    2教室からなる、子どもにやさしい校舎が完成したことで、学習環境が格段に改善されました。また、校舎の周りに植えられた草花や菜園は子どもたちの心を癒すとともに育てる楽しみを与え、さまざまな意欲を引き出すことも期待されます。

  • フィリピン マスバテ州南部
    「パヌビガン小学校」(2008年2月)

    「パヌビガン小学校」では、全3教室のうち1教室は老朽化して倒壊の危険が指摘されていたものの、ほかに小学校はないため、使用を継続せざるを得ませんでした。
    今にも崩れそうな狭い教室での複式学習では、教師も子どもたちも授業に集中することが難しく、教育の質、学習効率ともに低下していました。
    寄付金により、1教室建設し、机、いすなどの備品を支給することで、この学校に通う173人の子どもたちが安全で快適な学習環境で教育を受けられるようになりました。

  • エクアドル北部山岳地帯 コトバクシ州
    「ベアトリス・ヒメネス・バクエロ小学校」(2007年7月)

    「ベアトリス・ヒメネス・バクエロ小学校」では、教師6人のもと、6学年96人の子どもたちが学んでいましたが、教室不足と校舎の老朽化が進んでいました。適切なトイレ設備や給水設備がないために衛生状態が悪く、子どもたちの健康状態に悪影響が及んでいました。
    新しい校舎が完成して子どもたちはより良い環境で、学ぶことができ、学習効率の向上と中途退学率の低下が期待できるようになりました。

  • カンボジア中部 農村地区のカンボンチャム州
    「ネアン・ツット小学校」(2005年12月)

    ネアン・ツット村は首都プノンペンから離れた、遠隔地です。
    子どもたちは学齢期に達しても近くに小学校がないので学校へ通えなかったり、遠くの小学校まで通わなくてはなりませんでした。新しい学校ができて、学校に通える子どもたちが増えました。子どもたちや、コミュニティの人々もとても喜んでいます。

  • ミャンマー連邦民主共和国 メティラ郡
    「ニャウン・ピン・ショウ村小学校」(2015年12月)

    活動詳細画像

    ニャウン・ピン・ショウ村の小学校では、新しい教室を1室増築、就学前教育の子ども達が学ぶ新校舎を建設した他、机やいす、ホワイトボードなどの備品を供与しました。

    新校舎で記念撮影

    校長先生の話を聞く就学前教室の子どもたち

    新教室で学ぶ4年生

  • ミャンマー連邦民主共和国 メティラ郡
    「アン・トゥ・シ・ピン・ター村小学校」(2015年12月)

    活動詳細画像

    アン・トゥ・シ・ピン・ター村の小学校では、就学前教育の子ども達が学ぶ新校舎の建設、机やいすなどの備品供与、トイレの建設の他、井戸の水をくみ上げるためのポンプを供与しまし

    新校舎で九九を学ぶ2年生

    新校舎で記念撮影

    のびのびとお昼寝をする就学前児童

    ミャンマーの子どもたちからビデオレターが届きました

  • 大震災からの復興を願って小学校の建設資金を寄付
    中国 雲南省中甸県
    『一吉中甸友誼小学校』

    1996年2月、中国の雲南省でマグニチュード7の大地震が発生し、多くの被害が出ました。
    その中でも特に雲南省中甸(ちゅうでん)県の被害は大きく、小学校の木造校舎もたくさん崩壊してしまいました。

    その際、いちよし証券は寄付金(小学校復興資金の半分強)をお送りさせて頂き、1,000㎡の敷地にコンクリート校舎と教師用宿舎などを建設。また、開校記念としてノートや鉛筆など文房具一式を贈呈しました。
    学校側のご好意により友好の証として新しく建てる学校名に「一吉」の文字が入れられ、子どもたちが心待ちにしていた授業が再開されました。

公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパンとは

プラン・インターナショナル・ジャパン

プラン・インターナショナルは、女の子が本来持つ力を引き出すことで地域社会に前向きな変化をもたらし、世界が直面している課題の解決に取り組む国際NGOです。世界75カ国以上で活動。世界規模のネットワークと長年の経験に基づく豊富な知見で、弱い立場に置かれがちな女の子が尊重され、自分の人生を主体的に選択することができる世界の実現に取り組んでいます。

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AMDA社会開発機構とは

AMDA社会開発機構とは

特定非営利活動法人AMDA社会開発機構(AMDA-MINDS アムダ・マインズ)は、特定非営利活動法人アムダの海外事業本部を別法人化し、2007年に設立されました。
AMDAグループの中で、中長期にわたる社会開発事業を専門分野とし、アジア、アフリカ、中南米の7ヵ国で生計、健康、生活環境の向上を通じて、貧困からの脱出を願う人々と共に国際協力の活動を実施しています。また、日本国内では、国境を越えた市民社会のつながりを基盤とした社会教育の推進を図る活動等を推進しています。

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