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第483話 2026年は”スポーツイヤー” スポーツ用品市場の拡大に注目

2026.02.04

株の神様の声が聞こえるというTさんは、定期的にその教えを受けています。今日は、Tさんと神様は、公園で散歩しながら投資談義を行っています。


神様:Tさんは、日ごろ何かスポーツをしていますか?

T:スポーツですか?今は忙しくて運動らしいことはしていないですね。

神様:2026年はスポーツイベントが目白押しです。今年は何か始めてみたらいかがですか?

T:確かに。2月はミラノ・コルティナ冬季五輪、3月は日本や米国で野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)、そして6月7月には米国・カナダ・メキシコでサッカーワールドカップがあります。どれもワクワクしますね。

神様:9月にはアジア競技大会が開催されます。もちろん、年間を通してプロ野球やJリーグ、米国のメジャーリーグも盛り上がるでしょう。

T:こんなにスポーツ漬けの1年なら自分でも何か身体を動かしたくなりそうです。

神様:他人の消費行動に影響されて自分の消費行動を変えることを「デモンストレーション効果」と言います。今年は国民のスポーツ参加への意欲が大いに刺激されそうですね。スポーツ庁では、日本の今後のスポーツ施策の在り方を示す重要な指針として5年おきに「スポーツ基本計画」を定めています。今年度は第3期スポーツ基本計画の最終年度です。第3期スポーツ基本計画では、2026年に成人の週1回以上のスポーツ実施率を70%とする目標を掲げています。

T:70%ですか。なかなか高い目標に見えますが、実際はどの程度のスポーツ実施率なのでしょうか?

神様:スポーツ庁が昨年3月に発表した令和6年度「スポーツの実施状況等に関する世論調査」によれば、20歳以上の週1日以上の「スポーツ実施率」は52.5%でした。

T:なるほど。それでも半数以上が週1日以上運動をしているということですね。

神様:その通りです。また、週1日以上の「運動・スポーツを実施したいと思う者の割合」を見ると66.6%です。約14%の人はスポーツをしたくてもできない状況にいます。また、勤務先で運動やスポーツを活用した取り組みがなされているかどうかでも、スポーツ実施率に大きな差があるようです。

T:確かに職場でスポーツができるならハードルは下がりそうですね。

神様:スポーツ庁では現在、総合型地域スポーツクラブの体制強化などを行いながら、誰でも気軽にスポーツができる環境の整備をしているところです。

T:総合型地域スポーツクラブって、何でしょうか?

神様:子どもから大人まで誰でも参加でき、地域住民が主体となって運営するスポーツクラブのことで、地域づくりを含めた多様な活動を行うことが特徴です。最近では学校の部活動の代わりを担う団体としても注目されています。

T:なるほど。学校だけで行われる部活動が地域に移行することで、先生の仕事の負担も減りますし、大人も気軽に参加できる場になるといいですね。しかし、いきなり野球やサッカーをやるのも難しいですし、私はまずはジョギングからですね。

神様:スポーツは野球やサッカーだけではありませんよ。体操やジムでのトレーニング、それから登山なんかもスポーツです。

T:なるほど。今年はテレビなどでスポーツを観る機会が多いので、身近なジムに通う人がぐっと増えるかもしれませんね。

神様:さて、スポーツを行う上で欠かせないのが、専用のウェアやシューズです。専用品は伸縮性や速乾性などに優れ、着用者の安全性やパフォーマンスを高めることができます。道具を揃えて形から入ることでモチベーションの維持にもつながり、参加意欲の向上にも一役買うでしょう。スポーツ庁によれば、日本のスポーツウェア市場は2022年に約116億ドルであったものが年平均成長率(CAGR)5.0%で拡大し、2027年には148億ドルに達すると予測しています。今年から来年にかけて、ウェアやシューズなどのスポーツ用品全体の市場拡大に注目してみるのも良いでしょう。

T:テレビで応援した後は自分で身体を動かして、スポーツ市場の拡大を応援したいですね。

(この項終わり。次回2/11掲載予定)

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