第64話 夏は中小型株!

2017.08.16

株の神様に投資の本質を教えてもらっているTさんは、奥様のA子さんや高校生の娘Y、中学生の息子Sにも、そのポイントを将来役立つ知識として伝えています。この季節、『夏枯れ』と言われる、株の取引が少なくなる「株式市場も夏休み」のような経験則があるとの話から、一方で「夏は中小型株が注目されやすい」という経験則もあるとの話に及んでいます。


T:株式市場の取引量が細りがちな夏のこの時期は、優良な中小型株の動きが目立つのもアノマリー、つまり過去の経験則の一つなんだ。

S:不思議だねぇー。なんで、夏になると中小型株が注目されるんだろう?

Y:大企業や有名銘柄の取引が少なくなる分の資金が流れるためかしら?

T:そういう面もあるかもしれないね。何れにしても、東証1部でも時価総額の比較的小さな企業や東証2部、新興市場から今後の成長企業を見つける良い機会になるかもしれないね。

A子:新興市場って、例えば東証マザーズ、東証ジャスダックの上場企業ということよね?将来有名になる企業を宝探しするみたいでワクワクするわ。夏に限らず、楽しそうよねー。

T:そうだね。実際に、東証規模別株価指数をみると、夏に限らず、中長期で中小型株が大型株を上回る良好なパフォーマンスを示していることがわかるよ。
(グラフ参照)

S:本当だ!大型より中型が、さらに中型より小型の株価の上がり幅が大きいんだね。小さくてもキラリと光る企業がたくさんあるということだよね。

Y:最近だと、どんな分野の企業が多いのかしら?

T:テレビやメディアでよく目にするキーワードを考えてみるといいかもね。

S:車の分野で「自動運転」はよく聞くよ。

T:そうだね、大手自動車メーカーのみならず、『ADAS』と呼ばれる先進運転支援システムに関わる部品メーカーやベンチャーは、今は企業規模が小さくても今後成長が期待されるよね。

Y:『AI』、人工知能も毎日のようにキーワードとして見るわ。

A子:『IoT』、モノのインターネットもよく目にするわよね。

T:そうだね、他にもファイナンス・テクノロジーなんかも『フィンテック銘柄』といった呼び方で成長が期待されている。こうした社会の革新を促す技術やサービスに取り組むベンチャーや中堅企業は応援したいよね。
ところで、この点に関係して、この前、株の神様に教えて頂いたみんなにも覚えておいてほしい大事なことがあるんだ。

Y&S:なになに?

T:インターネットを含めて、成長が期待される分野、特に新技術は、もともとは戦争のために開発されたものも多いという事実なんだ。

Y&S:えっー?そうなの??

(この項つづく)

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