第8話 株価が上がる会社を見つけるヒント
「どんな会社の株を買うと良いのか?」、株に関わる方であれば、誰もが知りたい質問に対して、株の神様が「好調な決算等の良い材料にすぐに飛びつかず、むしろ悪い材料が発表となった会社の株価の動きを見定めて買うと良い」とお答えになり、さらに材料(決算、M&A、新技術開発等の発表)以外で、株価が上がる会社を見極めるヒントをささやいてくれます。
神様:どのような会社を選べばいいのか、ヒントは身近な生活のなかに隠れています。いつも使っているお馴染みの商品やひいきにしている店が最近頻繁にテレビなどで紹介されている。お気に入りの商品の買い置きを使い切ったので、店を覗いてみれば、棚にはsold-out(売り切れ)の表示。当然、その商品を作っている会社の製造ラインはフル回転。売り上げが上がるにちがいありません。
T:あっ、そういうことで良いのですか。

神様:また、記憶と連想ゲームの感覚も必要です。今年の夏は猛暑が予想される。気温が上がれば売上高が伸びる会社は?例えば、エアコン。販売好調となり、単純にメーカーの業績が上がるだけではないはず。そもそもエアコンの素材・部品メーカーも潤うはず。夜ともなればビアガーデンは超満員。子供たちはプールで水浴び、おやつは冷たいアイスクリームがお好み。過去に、猛暑で人気化した会社はどこか。連想と記憶は大事です。
T:猛暑で業績好調が予想される会社から連鎖で深掘りしたり、すそ野を広げて考えたりすると良いのですね。確かにスマートフォンの人気が上がった時など、携帯キャリアやメーカー以上に、ディスプレイ、チップやモーターなどの部品、さらにはケースのようなアクセサリーの収益が伸び、関連メーカーの株価も軒並み上昇したように記憶しています。
神様:(やさしく頷きながら)その通り。あなたは、覚えが早いですね。
T:(嬉しそうに)ありがとうございます!
神様:ところで、一方、短期のうまい儲け話に乗らず、長期的視野で考えることも重要です。
(つづく)
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