第16話 そもそも株式投資はメリットがあるの?(その2)

2016.09.14

兜町の株の神様に秘訣を教わっているTさんの奥様A子さんは、旦那さんが株にこれまで以上に熱心になっているのが心配で、フィナンシャル・プランナーの資格も持つ、友人のB美さんに相談しています。株のメリットとして、値上がりによる利益だけでなく、株主優待もお得との話を聞いて、少し興味を持ったようです。


B美:次に、配当金について少し説明するわね。昔は、無配といって、配当金を出さない会社もあったけど、株主重視の経営を行う企業が増え、配当金を増やす会社も多くなっているの。年2回の配当を行う企業も増えているし。

A子:へぇー、そうなのね。

B美:優待もそうだけど配当も受けるには、権利確定日が企業によって違うのでそこは注意ね。それに細かいけど確定日を含めて4営業日前の権利付最終売買日までに株式を購入して株主名簿に株主として記載されていることが必要なので、そこも注意。せっかく株を購入したのに、株主優待や配当金を受け取れるのは随分先ということもあるわ。旦那さんがその辺も詳しいと思うわ。

A子:ふーん、配当や株主優待の魅力はわかったけど、やっぱり銀行の預金の方が安心な気がしちゃう…。

B美:確かにね。株の場合、値下がりすることもあるし、万一投資した会社が倒産した場合は、元手がゼロになっちゃうこともあるわ。だけど、物は考えようよ。最近は預金金利が下がってるでしょ。例えば、国内大手銀行の定期預金金利は300万円以下だと今は年0.01%よ。100万円を1年預金しても利息は税引き前で100円にしかならないことになるわ。株の場合、東証1部上場会社の平均の予想配当利回りは今、1.93%(9月12日現在)あるの。

A子:なるほど!高利回りだって期待できるのね。だけど元手がゼロになるって聞いただけでも怖いわ・・・。

B美:だからこそ、株の場合は、倒産しない会社、成長する会社の見極めがとても重要になるわ。旦那さんはそこを神様から聞いているのよね?(ちょっと悪戯っぽく笑い)。

A子:そう。だから心配なのよ。

B美:それにフィナンシャル・プランナーの立場から言わせてもらえば、株以外にも、資金の運用を考えた場合に、不動産や為替、生命保険もあるし、色々メリット/デメリットを比較検討する必要はあるわよね。旦那さんは、そのあたりもちゃんと考えているのかしら?

A子:さあ、慎重な面もあるので、色々調べている気はするのだけど…。

B美:一度、私が会って、いろいろ聞いて心配ないか確かめてみるのはどうかしら?

A子:あら、それはありがたいわ!じゃあ今度、旦那が居る時に家に遊びに来て、一緒に食事しましょうよ!今日のお礼もしたいし。

B美:OK!
(つづく)

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