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第215話 熱中症 最もかかりやすい場所は?コロナ禍での対策は?

2020.07.29

株の神様の声が聞こえるというTさんは、定期的にその教えを受けています。今日は、Tさんと神様は、駅前のカフェで投資談義をしています。


T:今日もまた雨です。今年の梅雨は長く感じますね。

神様:確かにそうですが、梅雨明け後は猛暑になるとも言われています。私は梅雨明けが心配です。

T:確かに。毎年夏になると話題となるのが暑さ対策ですね。これまでも暑さ対策については話題にしてきました( 第163話 堅調に伸びる「暑さ対策」 第115話 熱い!投資(その2) 第114話 熱い!投資(その1) )が、今年もしっかり力を入れる必要がありますね。

神様:今年は特に、熱中症に注意が必要です。Tさんは、熱中症の発生場所で最も多いのはどこだと思いますか?

T:熱中症にかかりやすい場所と言えば、強い日差しが当たる路上でしょうか。

神様:最も多いのは、住居です。2020年6月1日から7月5日までの熱中症による救急搬送者について調べてみると、住居が41%を占め、続いて道路が18%、仕事場が13%となっています。家の中にいても、室温や湿度が高い状態が続くと体から熱が逃げにくく、熱中症になる場合があります。

T:なるほど。そうであれば、今年はさらに心配ですね。新型コロナウイルス感染の影響により、持病のある方や高齢者は特に外出を自粛しています。熱中症にかかるリスクは大きくなっていると言えますね。

神様:その通りです。実際、6月1日から7月5日までの熱中症による救急搬送者数は、前年同時期に比べて44%も増加し6,888人と、前年を大幅に上回るペースで推移しています。年齢別では、65歳以上の高齢者が60%に達しています。

T:新しい生活様式の中で、気づかないうちに熱中症にかかり、救急搬送される人が、特に高齢者の間で増えているということですね。

神様:今年は長い梅雨のため比較的気温の低い日が多かったように思いますが、熱中症の搬送者が増えるのは、例年7月末から8月中旬であることが多いのです。これから猛暑になるとしたら、患者数が例年より一段と増加する可能性があります。

T:マスクをして夏を過ごす人も、今年が初めての人も多いですよね。夏でも使い心地の良いマスクや、熱中症予防に大切な水分やミネラルを補給できる飲料や食品など、高齢者に優しい、これまでよりきめ細やかな暑さ対策が必要ですね。

神様:この機会を生かして良いサービスや商品を出す企業をしっかりと見定めたいところです。

T:新型コロナウイルスの感染者数もまた増えてきており、アフターコロナと言うよりもいまだ“コロナ禍中”といった感じがします。新型コロナ対策も熱中症対策も各自の注意は大切ですが、事態が複雑化している中、国や自治体、そして関連各企業の対応に期待したいところですね。

(この項終わり。次回8/5「テレワーク推進で注目される「SaaS」とは?」掲載予定)

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